ハンニバル・ライジング | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ハンニバル・ライジング

60点
サスペンス映画史に残る狂絶キャラ、天才殺人鬼ハンニバル・レクター博士の青年期を描いた作品。原作はもちろんトマス・ハリス書き下ろし。
超名作の前章的作品だが、残酷描写を抑え美しさを求めた映像をはじめ、音楽や演出を含め映画としての完成度はなかなか高い仕上がり。
しかしストーリーは単調。ここで描かれているのは妹を殺された青年の、ごく普通(?)の復讐物語。残念ながらこれでは題材がレクターである必要性がなかった。主演の人も無駄に男前すぎだし(笑)
結局このシリーズはほとんどアンソニー・ホプキンスが全てなわけで、彼が出てないハンニバルシリーズは面白味が半減。

監督:ピーター・ウェーバー
出演:ギャスパー・ウリエル、コン・リー、ドミニク・ウエスト
2007年 121分
原題:HANNIBAL RISING

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