ロビン・フッド | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ロビン・フッド

18点
中世イギリス伝説のアウトロー、ロビン・フッドを題材にした作品。
しかし監督はリドリー・スコットで主演がラッセル・クロウ、とくると話のレベルは高いがつまんないって映画が多いんだな(笑)
内容はロビンの活躍よりも、12世紀末のイングランド内乱が中心となっている。派手な戦闘シーンはクライマックスまでおあずけで、まずは序盤のジョン王やらリチャード1世やらフィリップ王やらの人間関係を理解する事が求められる。
重臣の裏切りや王の暴走は地味に描かれ、全体の流れは実に平坦な構成。一見した雰囲気は『グラディエーター』に似てるもののストーリー上の盛り上がりは乏しく、あくまで歴史上の1コマを映画として表現した印象。
起伏の少ない展開とさらに追い打ちをかけるような2時間半近い長尺は、集中して一気に見るにはちときつい内容。

監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ウィリアム・ハート
2010年  140分
原題:ROBIN HOOD

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