ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

70点
高校中退で長年引きこもりニートだった主人公が、母親の事故死をきっかけに就職。しかしそこがブラック会社だったという話。
基本的にコメディタッチ。ブラック会社を戦場最前線や三国志人物に例え、ドタバタと笑える演出を前面に出している。深刻な演出はあまり多くない。
ここでの「ブラック会社」は、主に連日深夜残業、あるいは徹夜といった過酷な仕事内容が中心。「バカバカ」と罵るリーダーの存在も劣悪環境に拍車をかけている。ただ給料や休日数などの待遇については描かれていないのが残念。まぁ内容的には軽く笑い飛ばすような感じだけどね。
「辞めるか?辞めないか?」の決断を常に頭の中で迫られている主人公だが、じゃあこの会社で一生続けられるの?という素直な疑問も出てくる。労働条件が著しく悪い会社に入ってしまったら、なりふりかまわずソッコーで辞めるのが一番いいと俺は思うけど。

監督:佐藤祐市
出演:小池徹平、田辺誠一、品川佑、田中圭、マイコ、森本レオ
2009年  104分

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