NINE | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

NINE

21点
人気ブロードウェイミュージカルの映画化。監督は『シカゴ』のロブ・マーシャル。セリフと舞台が完全に分離されている手法は『シカゴ』と同じ。セリフの中で突然歌いだすシチュエーションはないので、ミュージカルが苦手な人でも抵抗はあまりないだろう。
しかし本作は話がつまらない。オッサン映画監督が妻やら愛人やらと絡み歌とダンスで心情を表現する展開だが、意外にゴージャスな場面は少なく全体的に退屈な構成。となると重要なのは曲だろうが、ミュージカル版の主要な曲は数曲カットされているとの事で、ファンにとっても残念な出来かもしれない。
主役級はペネロペ・クルス36歳マリオン・コティヤール35歳そしてニコール・キッドマン43歳。日本のエンターテイメントに比べるとはるかに高齢の女優陣に、果たしてどれだけ魅力を感じられるかがこの映画を楽しむポイントかな。まぁぶっちゃけおばちゃん軍団だからね。
いろんな意見もあるだろうが、俺はAKBとかモー娘の方が好きだ(笑)

監督:ロブ・マーシャル
出演:ダニエル・デイ・ルイス、ペネロペ・クルス、マリオン・コティヤール、ケイト・ハドソン、ファーギー、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレン
2009年  118分
原題:NINE

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