運命のボタン | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

運命のボタン

43点
ある夫婦のもとへ突然、顔の一部がえぐり取られている不気味な老紳士が現れ、赤いボタンのついた箱を置いてこう言った。「ボタンを押せば100万ドルをあなたに渡す。ただし見知らぬ人間が1人死ぬ」
前半はボタンを押すか押さないか迷う展開。わかりやすく手に汗握る、緊張感あふれる期待が持てる導入部。
しかし中盤でボタンはあっさり押され、その後はNASAやら稲妻パワーやら超常現象やら出てきて全くもってわけわからない方向へ進む。結局オチもはっきりせず、消化不良感だけが残る感じ。前半が良かっただけに残念な作品。
元々原作はあっさりした短編。それを2時間の長編映画へ伸ばしたため、無駄な部分が多すぎる結果になってしまった。これは長編向けの題材ではなかったね。

俺の所にあのボタンが来たら、説明終わる前にとりあえず100回くらい押してんだろうな(笑)

監督:リチャード・ケリー
出演:キャメロン・ディアス、ジェイムス・マースデン、フランク・ランジェラ
2009年  115分
原題:THE BOX

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