オペラ座の怪人 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

オペラ座の怪人

46点
何度も映像化、舞台化されている題材だが、本作は『キャッツ』を手がけた舞台音楽家アンドリュー・ロイド・ウエバーの演劇を完全映画化。例のテーマ曲や仮面の怪人は誰でもわかるほど有名な作品、しかし意外とちゃんと見た事はないという人が多いかもしれない。
内容はコテコテのミュージカル。何の脈絡もなく突然歌い出すスタイルが基本。しかも重要なセリフのほとんどが歌で占められており、全編を独特なオペラの雰囲気が支配。日本公開時は興収45億円の大ヒットとなっているが、好き嫌いはっきり別れるタイプの映画、というか完全にマニアックな作品である事に間違いはない。
ストーリー自体は単純だが、ここまで仰々しく表現した映像美と音楽には脱帽。しかし見終わった後なぜか大きな疲労感が襲う(笑)

監督:ジョエル・シュマッカー
出演:エミー・ロッサム、ジェラルド・バトラー
2004年 143分
原題:THE PHANTOM OF THE OPERA

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