ロミオ&ジュリエット | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ロミオ&ジュリエット

41点
ご存知シェイクスピアの名作を映画化。ストーリーはもちろんセリフまでも原作に忠実。しかし舞台は現代を描いており、アクションやミュージカルの要素も絡めた軽快な演出は全体的にかなり大胆なアレンジが加えてある。単なる名作のリメイクではない、力の入った作品。
ただ古典的な戯曲をそのまま現代風へと用いたため、かなり無茶な構成になっている。出会うとすぐに愛し合うロミオとジュリエット。2人が惹かれ合う過程がうまく描かれていないため感情移入は難しく、ラブストーリーとしては未熟な部分が多い。本来劇的であるはずのラストも正直唐突に感じられ「え?終わり?」って感じで感動も薄い。
しかしディカプリオは本作での好演が認められ『タイタニック』の出演を勝ち取った。

ヒロイン役クレア・デインズがさとう珠緒に見えた(笑)

監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ、クレア・デインズ、ジョン・レグイザモ
1996年 120分
原題:WILLIAM SHAKESPERE’S ROMEO + JULIET

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