ショコラ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ショコラ

47点
『ギルバート・グレイプ』『サイダーハウス・ルール』でおなじみラッセ・ハルストレム監督作品。
1959年の冬、フランスのとある田舎町が舞台。そこにやってきた、チョコレート屋を開店する幼い娘連れの母親の話。食べると幸せになるというチョコがあっと言う間に町の評判になっていく展開。
ハルストレム監督らしい淡々とした構成は、相変わらず好き嫌いはっきり別れそうな作風。本作は村人とのやりとりをファンタジー要素も含めて奥深く描いているが、チョコを題材にしたわりに地味な部分が多く、意外に退屈な出来ばえ。もっと単純にチョコレート屋の楽しそうな商売を前面に出してもよかったかもしれない。
ところで劇中、チョコを食べたらいきなり絶倫になるオッサンのエピソードがある。この映画にそんな下品な描写は必要ないと思ったんだけどねぇ。余計なチョコは作らないで下さい(笑)

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ
2000年 121分
原題:CHOCOLAT

$☆テツコの部屋☆~映画評論館~