チョコレート | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

チョコレート

15点
第74回アカデミー賞で、黒人女性として初めてハル・ベリーが主演女優賞に輝いた作品。映画の内容も、黒人差別を題材にしている。
黒人差別者の主人公が息子の自殺をきっかけに、同じく子供を亡くした黒人の未亡人を愛する展開。
内容はこれでもか、というくらいシビアで暗い。会話中心で淡々と進む構成の中、差別を背景としたどんよりムードのストーリーでとりたてて盛り上がりもなく、映画は退屈に進んでいく。
ハル・ベリーの激しいベッド・シーンが話題になったが、正直見どころといえばそれくらい。終始重いテーマのわりに、主張は伝わってこなかった印象。
ところでこの映画、原題(Monster's Ball)と全く違う日本題は誰が考えたんだろうね。はっきり言って余計な邦題つけないでほしい。

監督:マーク・フォスター 
出演:ハル・ベリー、ビリー・ボブ・ソーントン、ヒース・レジャー 
2001年 113分
原題:MONSTER’S BALL

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