BECK | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

BECK

81点
ハロルド作石の人気コミックを実写映画化。BECKというバンドを結成した5人の若者が夏フェスに出場するまでを描く。
全34巻という長編原作の10巻位までを再現した本作は2時間半近い長尺だが、正直映画としては無駄な部分も多く、逆にもっと短くまとめてもよかった印象。
注目のバンド「BECK」はRage Against The Machineやレッチリを彷彿させるヘビーなミクスチャー風でかなり本格的ロックを演奏している。実際の5人は楽器経験がほとんど無く即席で練習したものでしかないが、映画で見る限り違和感無しのバンドとなっているのはさすが売れっ子俳優の魅力か。
佐藤健演じるコユキのヴォーカルは最後まで隠されたまま終わってしまうが、全体が良かっただけにこの演出には物足りなさを感じた人が多いはず。がっかり覚悟でコユキの歌は聴かせてほしかった(笑)

監督:堤幸彦
出演:水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、向井理、中村蒼、忽那汐里
2010年  144分

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