ウルトラヴァイオレット | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ウルトラヴァイオレット

29点
無敵のヒロイン、ミラ・ジョボビッチ演じる主人公ヴァイオレットが敵と戦う展開。印象としては、ゾンビなどホラー要素を除いた『バイオハザード』って感じ。
アクションにはかなり金をかけた様で、近未来を舞台にした映像は迫力で完成度も高い。この映画のために約1年間ハードな特訓を積んだというミラジョボ、その戦闘シーンも見応えあり。
しかしいくらお金や手間をかけても、残念ながらストーリーを面白くする事はできなかった。
勧善懲悪はっきりした構成は意外性や緊張感に欠け、物語が進んでも何ら見てるこちらを盛り立てるものはない。加えて、ミラジョボ以外の登場人物、子役やボスキャラに魅力がないのも厳しい。
『バイオハザード』に便乗したヒットを狙ったんだとしたら安直すぎたね。

監督:カート・ウィマー
出演:ミラ・ジョボビッチ、キャメロン・ブライト、ウィリアム・フィクトナー
2006年 87分

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