悪夢のエレベーター | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

悪夢のエレベーター

20点
タレント堀部圭亮の初監督作品。
急停止したエレベーターに閉じ込められた4人を描いたサスペンス系物語。
見知らぬ4人が停止したエレベーター内でお互い牽制し合う序盤の展開は、身近に感じられ一見面白い題材。
しかし出演者の演技が大げさすぎて現実味が全くない。脚本も演出もあまりにお粗末。
後半は一転どんでん返しの連続だが、ストーリーがなんとも稚拙なんだなぁ。意外な真相にはかなり無理があり、ラストも正直子供だましとしか思えない。
通して最後まで見てみると、なるほど堀部のやりたい事はなんとなく伝わってはくるものの、映画としては非常に残念な出来になってしまった。やっぱ監督って難しいんだね。

監督:堀部圭亮
出演:内野聖陽、佐津川愛美、斉藤工、モト冬樹、本上まなみ
2009年  105分

$☆テツコの部屋☆~映画評論館~