僕の初恋を君に捧ぐ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

僕の初恋を君に捧ぐ

39点
幼い頃に心臓病で20歳まで生きられない宣告を受けた少年と、幼なじみの恋人の話。
不謹慎に言えば、心臓病はこの手の感動映画にはぴったり(笑)病気の暗い面はほとんど描かれず、ただひたすら2人の恋人の美しさだけを前面に出している。
『世界の中心で、愛をさけぶ』や『余命1ヶ月の花嫁』に似た部分も多く出てくるが、話の強引さはこちらの方が上。物語は2人のためだけに存在し、他の出演者はあくまで引き立て役にしかすぎない。映画の矛盾点は2人の愛の前ではもはや重要な問題ではなく、劇的なラスト目指してストーリーも都合良く進んでいる印象。
しかし終始ベッタリの2人を見せ付けられたせいか、ラストはびっくりするくらい感動しなかった(笑)

監督:新城毅彦
出演:岡田将生、井上真央、仲村トオル、杉本哲太、細田よしひこ
2009年  122分

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