踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ! | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!

18点
人気シリーズ7年ぶりの続編。
開始から実に13年も続いてきたこのシリーズだが、ぶっちゃけ本作が一番アホらしい内容(笑)
141分の長尺の中、7~8割がドタバタしたコミカルな描写で、シリアスな部分はあまり多くない。
物語自体も、拳銃が3丁も署内から盗まれたり無期懲役の囚人を簡単に釈放したりシャッターで封鎖された湾岸署を角材でバンバン叩いたり、ムチャクチャすぎる設定が多すぎ。
織田自身の出番も意外に少なく、逆に小栗旬や小泉今日子にスポットが当てられてるのもマイナス。やっぱここは青島に大活躍してほしかった。
当時は大ヒットしたこの一連のシリーズ。リアルタイムで見たときはそれなりに満足したものだけど、何年もたった後に冷静に見るとこっちが恥ずかしくなってくる描写が多い。やっぱりこういう邦画って賞味期限あるんだなぁと再確認。

監督:本広克行
出演:織田裕二、深津絵里、小栗旬、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、小泉今日子、柳葉敏郎
2010年  141分

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※こっからネタバレの小ネタを1つ。ラストで青島が主犯の青年に「どっかで会ったっけ?」と話かけますが、映画では青年の正体は明かされずに終わります。
実は彼は13年前のテレビシリーズ第1話で、ゲーセンで窃盗をして青島に捕まった小学生です。

ちなみに彼、1994年のドラマ『お金がない』で織田裕二の幼い弟役として出演していた森廉クン。こんな成長したんですね~。
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 ↑「お金がない」の森クン