パブリック・エネミーズ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

パブリック・エネミーズ

42点
1930年代アメリカに実在した犯罪者ジョン・デリンジャーを描いた作品。
映画はできる限り史実に基づいていた形で作られたらしいが、街中の銃撃戦や度重なる脱獄の手口などはこれホント?と思わせるほど現実味が薄い。時代が時代とはいえ、こんな簡単に犯罪起こせるもんなの?(笑)
しかし映画全体を見ると中途半端に地味な描写も多く、2時間を超える尺としてはかなり退屈な印象も多々ある。史実と違ってもいいからもっと派手に作って欲しかった。
結局はデリンジャーを演じるジョニー・デップが中心の物語のため、どうしても彼中心に進んでしまうストーリー自体にも穴を感じる。
アクション映画としては緊張感に欠ける仕上がりかな。

監督:マイケル・マン
出演:ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル、マリオン・コティヤール
2009年  140分
原題:PUBLIC ENEMIES

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