耳をすませば | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

耳をすませば

69点
スタジオ・ジブリの95年作品。脚本や絵コンテを宮崎駿が手がけているが、監督は今回は他の人に任せている。でも絵は従来の宮崎アニメとほとんど一緒。
中学生の女の子の夢と現実の世界。有名曲「カントリー・ロード」を日本語に訳し、その詩を通じて主人公の雫が勉強に恋に奮闘する展開。ファンタジーはあくまで夢にとどめ、全体的にはリアルな中学生の生活を描いているのが魅力。なるほどこの現実味あふれる学校生活は宮崎監督では表現しづらかったのかもしれない。ジブリ作品の中でも非常に人気の高い映画。
しかし終盤に急接近する聖司と雫。いきなりラストで唐突に「結婚しよう!」は飛躍しすぎでは?お前ら中学生だろっ!(笑)

監督:近藤喜文
声の出演:本名陽子、高橋一生
1995年 110分

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