30点浅田次郎原作の時代劇。主人公武士が次々と災いの神に憑かれる展開。
豪華キャストのわりに、全体像は地味。神様の能力は特に明確ではなく、物語に与える影響もそれほど大きくない。そのため映画に起伏が少なく、退屈な時間帯が長い。
疫病神、貧乏神、死神と登場するがそのドタバタした演出はさして笑える部分もなく、シリアスに迫ったラストも泣けるものでもない。
幕末の世を中途半端に現実的に描いたため、映画としては地味に感じられる部分が多い。原作の面白い設定が生きなかったね。
監督:降旗康男
出演:妻夫木聡、佐藤隆太、西田敏行、赤井英和、江口洋介
2007年 107分