シャッターアイランド | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

シャッターアイランド

83点
『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』『ディパーテッド』に続き、マーティン・スコセッシ監督がディカプリオとコンビを組んだ4作目の映画。
舞台は1954年孤島の精神病院。患者の失踪事件を捜査する主人公保安官ディカプリオの話。
映画の冒頭で「この映画のラストは誰にも話さないように」みたいな字幕が出るが、結論から言うと謎解きにも結末にも驚愕と言えるほどの真相はない。
しかしこの手の映画にしてはストーリーは単純。何度も見なければわかりづらいという事はなく、1度見ればおおよそ理解できるのは親切。ただ各所にバラまいてある伏線を確認するため2度見たくなるのも事実だね。
正直サスペンスとしてはそれほど大した話ではなく、この仰々しい展開は少々大げさすぎる気がしないでもないが、スリラー要素をふんだんに盛り込んだ奥深い構成は非常に面白く満足度も高い。
見終わった後あれこれ議論したくなる作品。

監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ベン・キングズレー、マーク・ラファロ、ミシェル・ウィリアムズ
2010年  138分
原題:SHUTTER ISLAND

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