96時間 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

96時間

63点
スター・ウォーズのクワイ・ガンでお馴染みリーアム・ニーソン主演のアクション映画。娘を誘拐された元工作員の男が、単身パリの人身売買組織に立ち向かう話。
非常に単純な構成。主人公は手がかりがほとんどない状態でパリに乗り込み、1歩ずつ組織へと迫っていく。そのストーリーはわかりやすく、思わず手に汗握る。アクション自体は地味目で驚くような映像もさしてないが、サクサク進む展開で全編感情移入はできる。
しかしねぇ、この脚本の幼稚さはどうにかならなかったものか。白昼のホテルでいきなり侵入・誘拐される娘、大通りで堂々と商売する売春婦、若い女性を薬漬けにして監禁する組織、そして敵を次々殺しまくる主人公。パリってこんな物騒なところなのか?(笑)
欠点は数多いが、まぁ映画と割り切ってみれば悪くない作品。

監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン、オリビエ・ラブルダン、マギー・グレイズ
2008年  94分
原題:TAKEN

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