デス・プルーフinグラインドハウス | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

デス・プルーフinグラインドハウス

66点
古映画館「グラインドハウス」を意識してわざとチープな雰囲気で製作された作品。そのため実在しない映画の予告も収録されている。少し後に公開された『プラネット・テラー』と内容的には無関係。
監督はクェンティン・タランティーノだが、これほど長所と欠点がはっきりしている映画も珍しく、そういう意味では彼らしい極端な作品。
60~70年代を前面に出した映像と音楽は逆に斬新に感じられる。しかしおそらく意識的だろうが、出演女優がブスばかり(笑)そんな彼女たちがただひたすらエロい会話を延々繰り返すストーリーは驚くほど退屈。
90分を過ぎたあたりでやっと動き出す構成、ラスト20分でようやく破天荒な展開を見せる。人をバカにした様なラストも実にタランティーノっぽいね。
ただし、見どころはそのラスト20分くらいなので注意。迷ってる方は見なくてOK(笑)

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル
2007年 113分
原題:DEATH PROOF

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