潜水服は蝶の夢を見る | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

潜水服は蝶の夢を見る

69点
ある日突然、脳卒中で倒れ全身麻痺となった雑誌編集長の話。実話をもとにした映画。
体の中で動くのは左目だけという重度の障害を負った男の病院生活を、患者目線で描いている。意外に悲壮感は少なく、ユーモアも持ち合わせた展開ではあるが、やはり題材はシャレにならない部分が多いので、万人にはおすすめできない。
こういう事実があることを直視するのは辛いことではあるが、演出のうまさも手伝って映画としては完成度の高い作品に仕上がっているので、後味は悪くないものの、その分メッセージ色も薄い。

監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:マチュー・アマルリック
2007年 112分
原題:THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY

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