ハロウィン(2007) | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ハロウィン(2007)

52点
ホラー巨匠ジョン・カーペンター監督の、1978年の超名作をリメイク。ハロウィンの夜、謎の殺人鬼が人を殺しまくる展開。
本作はオリジナルに忠実な部分と、そうでない部分が同居している。序盤は実に丁寧に長時間かけて殺人鬼マイケルの子供時代を描いているが、結局なぜ殺人鬼と化したのかはわからずじまい。
中盤からクライマックスにかけての殺戮場面は、オリジナルをそのまま引用した部分も多いが、ラストは大きく変えてあったりと、ロブ・ゾンビ監督色は随所で発揮されている。
しかし全体を通して見てみると、漠然とリメイクしてしまった感が否めない。例えば『ハロウィン』は続編も7本作られており、それらと比べてもあまり本作に個性は感じられず、正直期待を上回るものはない。
しかし例のテーマは健在で、あのピアノ音が流れただけで満足ってマニアもいるだろうね。俺みたいに(笑)

監督:ロブ・ゾンビ
出演:タイラー・メイン、マルコム・マクダウェル
2007年 109分
原題:HALLOWEEN

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