レスラー | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

レスラー

68点
2010年の賞レースで旋風を巻き起こしている話題の映画。ただ処々のトラブルで、当初は全米4館でしか上映されていない作品だった。
全盛期を過ぎたプロレスラーが、スーパーで働きながらプロレスを続けていく物語。
主人公・ランディを追う展開はなかばドキュメントタッチ、無駄な演出を省いた非常に淡々とした描写で映画としても不器用に感じられる構成。
そのため物足りなく感じられる部分も多々あるが、ストレートな作風はどこか心に残り不思議ともう1度見たくなる気分にもさせられる。夢を追い続けていたい気持ちは誰にでもあるからね。
ちなみにエンディング・テーマは、ブルース・スプリングスティーンが映画に賛同し、ノーギャラで書き下ろした新曲だそう。

監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エバン・レイチェルウッド
2009年 109分
原題:THE WRESTLER

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