ゼロ時間の謎 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ゼロ時間の謎

20点
ミステリー小説の巨匠アガサ・クリスティが自ら「生涯ベスト10のうちの1作」と認める名作を映画化。しかし原作ではどうか知らんが、映画だとはっきり言ってなんも面白くない。
断崖絶壁に建つ豪邸で起こる殺人事件。その犯人を捜す展開。トリックは地味なわりに現実的には不可能で、穴も多い。登場人物が多いのはクリスティらしい設定だが、この映画の場合単に混乱しているだけ。確かに犯人は意外だが、だからどうしたって感がある。クリスティ原作の映画だったら他にたくさん名作あるし。
崖を舞台にしてるあたり、日本では船越英一郎を連想してしまうよね(笑)

監督:パスカル・トマ
出演:メルヴィル・ブボー
2007年  108分
原題:L’HEURE ZERO/TOWARDS ZERO

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