ファーゴ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ファーゴ

83点
アメリカの田舎町「ファーゴ」で起きたささいな偽装誘拐事件が、次々と人が死んでいく連続殺人へと発展していくストーリー。1996年公開、コーエン兄弟製作の会心サスペンス。
登場人物の心情を、実にわかりやすく描いている非常に面白い作品。コーエン兄弟が手がけた脚本はなるほどレベルが高く、主人公が一定しない構成は逆に緊張感を高めている。
映画の冒頭で「これは事実をもとにした映画です」みたいな字幕が流れるが、残念ながら実際はほとんど作り話だそう。だったらラストにもうひとひねりほしかったな。
後に公開されたオスカー授賞作『ノーカントリー』を彷彿させる作品。

監督:ジョエル・コーエン
出演:フランシス・マクドーマンド、ウィリアム・H・メイシー、スティーブ・ブシェーミ
1996年 96分
原題:FARGO

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