レッドクリフPartⅠ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

レッドクリフPartⅠ

31点
三国志を題材に超壮大スケールで描いた歴史大作、2部作の1本目。監督は『男たちの挽歌』『M:I-2』のジョン・ウー。
トニー・レオンや金城武、ビッキー・チャオなどアジア映画ファンにはお馴染みのメンツをズラリ揃えて、映像も多数のエキストラとCGをド派手に使い、いかにも金がかかった映画となっている。
内容は三国志を今風に表現したもので、友情と恋愛をも交えた洗練されたストーリー。孫権・劉備連合軍を善、曹操軍を悪とあえて設定し、無駄なセリフは極力省いてわかりやすさを前面に押し出した親切な作品に仕上がっているが、正直言って三国志に興味がない人にアピールするものは特にない。
日本公開時は興収50億円を超える大ヒットとなったが、意外にマニア度の高い映画。ヒット作だからといって中途半端な気持ちで見ると最後まで見るのはキツい。

監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン、金城武、リン・チーリン、中村獅童
2008年 147分
原題:赤壁 RED CLIFF:Part Ⅰ

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