幸せの1ページ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

幸せの1ページ

57点
南海の孤島を舞台にした作品。
無人島に2人だけで住んでいる父親と幼い娘、その交流を描いた序盤はほのぼの感あふれ期待を持たせる。
しかし父は船で出かけ遭難、残された娘はメールで助けを求め、女性作家が救助に向かうというなんとも賑やかな展開。ドタバタしたわりに話はほとんど進まず、退屈な描写が続く。
ロケはオーストラリアの孤島で行ったそうだが、残念ながらオールロケとはいかなかったようで、ショボいセット映像も多く壮大な自然は思ったほど見られない。
不必要にコミカルな演出により興味深い無人島生活は置き去りにされ、妙に凝ったストーリーが邪魔に感じられる。ここは素直に楽園の楽しい生活を魅せてほしかった。

監督:ジェニファー・フラケット&マーク・レビン
出演:ジョディ・フォスター、ジェラルド・バトラー、アビゲイル・ブレスリン
2008年  96分
原題:NIM’S ISLAND

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