フェイク シティ ある男のルール | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

フェイク シティ ある男のルール

51点
『LAコンフィデンシャル』『ブラック・ダリア』でお馴染みジェイムズ・エルロイ原作。今回は現代警察の腐敗をテーマにしたアクション作品。
金と不正にまみれた警察組織が背景。それを独断で捜査する主人公キアヌ・リーヴスが中心だが、彼も決して正義の味方ではない。全く容赦せず悪人をパンパン殺しまくるその姿は刑事映画としては違和感を感じる。そのため物語全体に爽快感みたいなものはなく、どちらかと言えば暗めの印象。劇中次々とピンチを切り抜けるキアヌだが、その展開もかなり強引。
いくらアメリカでも、現実にはここまで派手に犯罪は起きていないだろうが(笑)

監督:デビッド・エアー
出演:キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィテカー、クリス・エバンス
2008年  109分
原題:STREET KINGS

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