南極料理人 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

南極料理人

94点
結論から言えば、思った通りの映画だった。
南極大陸の内陸地、標高3810メートルで平均気温マイナス54℃の南極ドームふじ基地が舞台。そこで1年以上の間働くことになった8人の男たちを描いた展開。
ペンギンはおろかウィルスさえ生きられない過酷な環境で、限られた娯楽しかない中とにかく楽しく過ごそうと努力する8人のおっさんたち。その奮闘(?)ぶりがどうにもおかしい。
なんと言っても中心は食事。次から次へと登場するおいしいもの。最大の楽しみ「食」をメインにした事で、映画自体が華やかになりバリエーションに富んだ作品になった。これはお腹がすいてる時に見たい映画だねぇ。
正直ストーリーの方は穴が多いが、理屈ではなく素直に面白かったと言える数少ない傑作。

監督:沖田修一
出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう
2009年 125分

☆テツコの部屋☆