K-20 怪人二十面相・伝 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

K-20 怪人二十面相・伝

59点
ご存知江戸川乱歩が生み出したキャラを、作家・北村想が独自の視点で小説化。それをさらに斬新なアイデアで映画化したのが本作。
舞台は1949年、第2次大戦が起きなかった設定の日本。昭和の雰囲気漂う映像は『ALWAYS三丁目の夕日』のスタッフが担当している。音楽も含め、その完成度はさすがの高さ。
主人公は二十面相ではなく、泥棒に疑われた青年。ストーリーもわかりやすく、クライマックスのどんでん返しもなるほど面白い。
しかしなぁ、この地味すぎるキャストはどうにかならなかったものか。人気若手を1人でも起用していればまた印象も違ったと思うんだが。

監督:佐藤嗣麻子
出演:金城武、仲村トオル、松たか子
2008年  137分

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