天使と悪魔 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

天使と悪魔

71点
大ヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』の続編。
今回はバチカン市国が舞台。カトリック教を背景にした宗教色強いストーリーは相変わらず敷居が高い。
全体的に見てもテンポが悪く、例えばイルミナティやらコンクラーベやらアンビグラムやら難しい言葉の連発にはどうにも閉口してしまう。欠点は多い。
しかし今回はサスペンスとしての見せ場もぐっと増えている。重要キャラにユアン・マグレガーを起用した事もあってか緊張感は高く、映画としては前作よりはるかに楽しめる作品に仕上がっている。特に終盤はいい意味で期待を裏切る盛り上がり。確かに渋い作品だが娯楽度も高く、前作を嫌いな人にもアピールするものを持っている。

監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス、ユアン・マグレガー、アイェレット・ゾラー
2009年  138分
原題:ANGELS & DEMONS

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