幼少期に受けた経験は大人になっても中々消えないって知ってますか?
子供は純粋ゆえに硝子の様にもろいのです
ちょっと小さい頃の話をしましょう
私の小さい頃は本当に可愛く無い子供だったと思います
親が若く初めての子供であり
母乳の出が悪かった為、すぐ仕事に復帰してしまい
私は母方の祖父母の家に預けられる事が多かったのと
夜泣きが酷かった為、ストレスで親がまいってしまい
少しの我侭や言う事をきかないのでも
外に放り出されたり、叩かれたりと教育方針はスパルタでした
テーブルマナーやそれなりのご挨拶等
教えられたのも早かったです
接し方がわからなかった親なりの愛情表現だったのでしょうが
子供ながらに親に愛されていないのだとか
逆らってはいけない。大人しくしなくてはと
小さいくせにとても遠慮がちな子供でした
大人からしてみれば
絵本ばかり読んで1人でママゴトをして
おやつをあげるからおいでと言っても
いえ、いいです・・とか遠慮する子供は可愛く無いですよね
そしてしばらくして私には妹が生まれました
妹は逆に社交的で本当に子供らしく
ある日、父方の祖母の家に遊びに行くと
裏の庭に綺麗な花が咲いたから見に行こうと祖母が言いました
妹は嬉しそうに祖母の手を握り歩いていきます
私は甘える事がわからなく後ろを付いて行きました
すると何気無しに祖母が振り返り
「あらまだ居たの・・」と言いました
小さい私には祖母が帰ったと思ったら後ろに居てびっくりして言ったのか
どういう気持ちで言ったのかはわかりませんでしたが
要らない子なのだと思ってしまいました
その頃私は5歳にまだなる前位の年です
その時、私には妹が疎ましく思えました
でも、姉としてしっかりしなさいとか
あなたはおねえちゃんでしょと言われる度に
甘えちゃいけないしっかりしなきゃと
ひたすら自分に言い聞かせていました
そんなある日、保育園で高熱が出てしまい
早退で祖父母の家で寝かされると
食べた物を吐いてしまい
祖母が心配して私を毛布に包み
急いで知り合いの病院にタクシーをはしらせました
20年あまり経った今でも苦しくて意識がもうろうとする中で見た
タクシーからの景色を覚えているのですが
その時の熱や嘔吐は精神的な物であり
こんな小さいのにこんなになるまで何かを悩んでいたんでしょうねと
お姉ちゃんになってお母さんに甘えられなくなって
寂しかったのかな?と先生に言われました
保育園でも好き嫌いが多く
野菜も肉も魚も嫌いで白いご飯が好きで
克服するのに結構な時間がかかってしまい
今も食べられないのがマヨネーズなのですが
その頃の保育園で保母さんが泣きながら減らしても食べない私に
無理矢理口を開けさせ口に詰め込み
むせあがっても詰め込まれて
苦しくて怖くて
そんな過去があるからか
未だに食べられません
そうやって食べさせられた物は未だに全てダメです
親の愛情より母方の祖父母の愛情で育ち
保育園での夢もみんなはヒーローものや
お花屋さんなど子供らしい夢なのに
私が書いたものは
「お年寄りが沢山住めるお家を作る」でした
今は両親とも仲がいいです
祖父は死別してしまいましたが
私にはお父さんみたいな存在だったので
いい大人になっていましたが
葬儀では泣き崩れ1番大変な事になっていました
子供の頃に受けたものは大人になっても中々消えません
変なとこに遠慮する癖も未だに治っていません
ストレスを抱え込み体調を崩す事も多々あります
私には小さな夢があります
自分がこうだったら良かったのにって思うだけで
望まれないかもしれませんが
この先、いつか結婚して家庭を持って子供が出来たら
傍に居てあげたいです
あなたはこんなに愛されて望まれて生まれてきたのだと
色んなお話をしてあげて
お菓子を作ってあげて
旦那さんの帰りを子供と一緒に待っていられるような
そんな小さな幸せが溢れてる家を作りたいです
些細な夢なのかもしれないけど
私には小さい頃に感じなかった事なので
大切な夢です
親にも祖父母にも感謝しています
今私がこう思えるのは私の家族のおかげですから
ただずっと1人かもしれませんけどね
お母さんやお父さんになった方達へ
貴方の子供は貴方達の接し方で
どんな風にでも成長していくのです
優しく時には厳しく愛情を持って接してあげて下さい
わからなくなった時は
そっと抱きしめてあげてください
きっと小さな手が貴方を幸せにしてくれますから^^