Rael Maitreya

 

 

ある女性が尋ねた。
「その卵はいくらで売ってるの?」
売主の老人は答えた。
「ご婦人、卵1個で0.5ドルですよ」
婦人は言った。
「2.50ドルで6個の卵をもらうわ。それで良ければ買うけど」
売主の老人は答えた。
「ご婦人、お好きな値段で買ってください。今日は卵が一個も売れていないので、生きていくためには必要なことですし、いいスタートが切れます」
彼女はバーゲン価格で卵を買い、得した気分で帰って行った。

スタイリッシュな車に乗り込み、友人と一緒にスタイリッシュなレストランへと向かった。彼女とその友人は、好きなものを注文したが、手をつけものは少しだけで、注文したものをたくさん残した。そして彼女らは、400ドルの支払いを行った。女性は500ドルを出し、高級レストランのオーナーに「お釣りはチップとして取っておいて」と告げながら…。
この話は、高級レストランの社長にとってはごく普通のことでも、卵を売るこの人にとっては、とても不公平なことなのかもしれません…。
ここで疑問に思うのは…

なぜ私たちはいつも、困っている人から買うときに、力があることを示す必要があるのでしょうか? そして、なぜ私たちは、私たちの寛大さを必要としていない人たちに寛大なのでしょうか?
以前、どこかで読んだことがあるのですが…
私の父は、自分に必要でもないのに、貧しい人たちから高い値段で商品をよく買っていました。時には、より多くのお金を払って購入することもありました。私は驚いたものです。ある日、私は彼に『どうしてパパはこんなことをするの?』と尋ねたことがありました。すると父はこう答えたのです。『息子よ、それは尊厳に包まれた慈善行為なんだよ』」
ほとんどの人がこの記事をシェアしないと思いますが、もしあなたがここまで時間をかけて読んでくれた方のお一人であるならば…世界を「人間らしく」するこの試みは、あなたに影響を与えたことになり、いいスタートが切れることになります