安倍政権が中国との関係を改善して行っているのは良いこと。

文中に間違いがあります。「アメリカ現代史上最も好戦的な大統領」と書いてありますが、実態はその逆。「戦争をしたくない」大統領。やりたいのは商売。戦争ではない。

田中宇の国際ニュース解説

「トランプは、覇権に興味なく、むしろ放棄したい」
https://ameblo.jp/junzom/entry-12358333326.html

国内の反対勢力をまずなだめながらでないと政治ができない。戦争をするフリだけはしないと、米国内の敵対勢力を抑えきれない。北朝鮮向けに艦隊を二度も派遣。結果、何もしない。

 

ペルシャ湾に艦隊を展開中。でもイランとの戦争などあり得ない。イランに本気で反撃されたら艦隊は大打撃。来年の選挙に大きなマイナス。

 

田中宇の国際ニュース解説
「失敗するためにやるベネズエラの政権転覆の策謀」
https://ameblo.jp/junzom/entry-12449899291.html

 

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「トランプ転がし」の名人、安倍に勧める5つの秘策

5/25(土) 20:54配信

ニューズウィーク日本版

 

<気まぐれで予測不能で子供じみた大統領から、最大の成果を引き出すために必要なのは変化への備えだ>
 
トランプ米大統領をおだてることにかけては、日本の安倍晋三首相の右に出る者はいない。手放しの称賛を何よりも好むトランプの性格を考えれば、重要なスキルだ。

 

 安倍の巧みな心理操作の技術は、それだけで日本がトランプの「関税攻撃」の標的になる事態を回避できそうだ。他者の好意に飢えているトランプに、安倍は何の臆面もなく望みのものを提供してきた。

 

 今年2月には、このアメリカ現代史上最も好戦的な大統領をノーベル平和賞に推薦したと報じられた。エイプリルフールの新聞のジョーク記事かと思うような現実離れした話だが、トランプに生涯最大の栄誉の1つ(の資格)をプレゼントしたのだから、トランプは安倍の好意を絶対に忘れないだろう。

 

とはいえ、過去の成功に酔ってはならない。トランプは恐ろしく気まぐれで予測不能で子供じみた人物だ。トランプの機嫌を損ねた瞬間、ゴミ箱行きになったかつての「お気に入り」は枚挙にいとまがない。安倍が今後、対米外交で大きな成功を収めるために、筆者が(多少の冗談と皮肉を交えながら)トランプの扱い方を伝授しよう。

 

 <(1)国内政治>


 安倍はトランプに会うたび、もろ手を挙げてアメリカ国内での成功を称賛し続けなければならない。トランプの画期的な政策や実績、特にアメリカ経済の好調ぶりと(保守派の最高裁判事指名など)司法の「改革」に焦点を当てるべきだ。あなたはアメリカの政治風景を自分のイメージどおりに変革する大統領だと強調するのも忘れずに。

 

 <(2)選挙対策>
 安倍は20年の大統領選でトランプのライバルになる政治家に繰り返し言及する必要がある。彼らの弱点をあげつらい、トランプがやるように軽蔑的なニックネームを付けるのだ(本人が選挙の遊説で使えそうなものが望ましい)。

 

ただし攻撃対象には、大統領選でまず勝ち目のない政治家を選ぶこと。トランプは口が堅い人間ではないので、内輪話が外に漏れれば(かつその政治家が大統領になった場合)将来の対米関係に悪影響が出かねない。

 

 <(3)東京五輪>
 華やかな舞台が大好きなトランプにとって、世界最大のスポーツの祭典のホスト役になれないことは残念でならないはずだ。安倍は20年のオリンピック東京大会の準備過程にトランプを巻き込み、何がしかのアドバイスを求めるといい。もし1つでもアイデアが実現すれば、トランプは自分の功績を誇り、東京五輪に貢献したと思い始めるかもしれない。

 

 <(4)対中関係>
 安倍と中国の習近平(シー・チーピン)国家主席の関係は改善に向かっている。中国は日本にとって最大の貿易相手国であり、安倍は今後もトランプを称賛し続ける一方で、習との緊密な関係も強化し続ければいい不安に駆られたトランプは習を出し抜いて安倍に取り入ろうとして、日本に寛大な譲歩をする可能性が高い。


<国際政治の舞台で最も印象的なプレイヤーに?>
 
<(5)対ロ関係>
ロシアのプーチン大統領はトランプの理想の人物だ。日ロ間には懸案の北方領土問題があるが、安倍とプーチンの良好な個人的関係はトランプから見た安倍に特別なオーラを与えている可能性がある。安倍はプーチンに気に入られているとトランプが判断すれば、まちがいなく「後光効果」が期待できるはずだ

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 安倍は貿易と安全保障の両面から、日米同盟の維持を優先課題にしている。トランプ外交ははったりの連続で、恐ろしく型破りだが、世界唯一の超大国の指導者として日本に与えられるものは多い。トランプに計算された戦略はないので、アメリカからより大きな利益を引き出すためには、この人物との関係のうつろいやすさをよく理解する必要がある。

 安倍はこれまでのところ、非常にうまくやっている。上に挙げた5つのポイントを着実に実行すれば、単なる「トランプ転がし」の名人にとどまらず、国際政治の舞台で最も印象的なプレーヤーになれるだろう。

 <本誌2019年6月4日号掲載>
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サム・ポトリッキオ(本誌コラムニスト)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190525-00010004-newsweek-int&p=1