「安非他命 アンフェタミン」 | Gaydar !

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HIV+です。ゲイです。それ以外の自分って...なあに?(笑)

去る2月に行われた今年のベルリン映画祭(そう、寺島しのぶが「キャタピラ」で主演女優賞を獲ったよね)のパノラマ部門で上映された香港のゲイ映画「安非他命」。アンフェタミン、と読むんだって。
刺激的なタイトルは、もちろん'あの'ドラッグからきてるんだけど...

中国語の安非他命...
'それって、俺が受け入れなきゃいけない運命なの?'
という意味もこめた ダブルミーニング(掛けことば)になってます。

彼女と別れたばかりの水泳インストラクター、カフカは オーストラリア帰りの華僑でファイナンシャルマネージャーのダニエルと知り合う。
ダニエルとカフカは友愛の一線を越え、深い関係に。そして、彼らを待ち受ける薬物のワナ....

この映画が香港で話題になっているのは、男同士のレイプシーンや、ドラッグを使ったゲイセックスのシーンが かなりリアルに描かれている点だとか。
もちろん、過去にもそのテの作品はいっぱいあるけど、レイプされる主人公で水泳インストラクターのカフカの苦悶に満ちた表情が'刺激的過ぎる'ということで、劇場での公開を前に香港の検閲から'待った!'がかかってしまった。
(セックスや薬物そのものの描写が問題なのではなく、俳優が演じた顔の演技が痛々しすぎる、という理由なのが面白い、というか変だよね)

http://www.youtube.com/watch?v=BNcRx2ScIPY
←「安非他命」

監督の雲翔(Scud)は中国本土で生まれ、香港で育った30代の注目の若手。「安非他命」が第三作目になるのだそう。
オーストラリアの永住権を獲得するも、香港に戻って映画監督として活動を始め、第一作「無野乃城(City without Baseball)」をローレンス・ラウと共同監督。続く第二作の「永久居留(Permanent Residence)」では、自分の経験をもとに ノンケに恋するゲイの揺れ動く心を描いた作品になっているみたい。
http://www.youtube.com/watch?v=zArNn3kwLUQ
 ←「永久居留」

男の子たちの裸 きれい~。

日本のゲイ&レズビアン映画祭でも見れるかな?