1年 | ボナペティ☆ジャンキー~結婚14年目のうちごはん~

ボナペティ☆ジャンキー~結婚14年目のうちごはん~

「召し上がれ(ボナペティ)」と言われれば、喜んで。

11月25日 誉大くんのお誕生日でした。


ちょうど前日にお墓のある奈良の実家のほうで

1回忌の法要をし、25日は自宅に帰ってきて

のんびりとすごしました。


手作りのケーキよりもご飯よりも

私がしてあげられることといえば

いつもお仏壇のお花を絶やさず

習い始めたアレンジメントの未熟な知識で

アレンジメントをお供えすることぐらいなので

白のお花をメインに誉大くんを想って

お花を飾りました。


夕食は普通に、お鍋を囲んだりしてたのに

生まれた午後9時30分が近づくにつれ

言うに言えない気持ちがこみ上げてきて

一人にしてほしいと思っていたら

ちょうどだんなさんがすーちゃんをお風呂に入れてくれたので

ひとりになれました。


1年経って、時々、遠い昔のように思うこともあれば

やっぱり、恋しくて恋しくて涙が流れることもあります。


でも、この1年、おかげさまでお教室の方が

ゆっくりながら私にあったペースで

生徒さんも増えていき、仕事の機会も広がったので

とても前向きに歩けています。


お教室が終わって、生徒さんが帰ってから

「おじいちゃん、おばあちゃん(ご先祖様のこと)、誉大くん

今日も無事にお教室が終わりました。ありがとうございます」

と、手を合わせています。


見守っていてくれるからこそ

いつも滞りなく終わるし

自宅教室なのにおかしな方は

来たことがないという出会いにも恵まれています。


お友達以外の生徒さんには何も言っていないのに

リビングにお仏壇があるので、何人かの生徒さんは事情を察し

当たり前にお鈴を鳴らし、レッスンが始まる前に手を合わせてくれ

帰りにも手を合わせて帰ってくれたりもします。


そういうとき、もちろん、とてもありがたい気持ちもあるけれど

同時に「あぁ、みんなも大切な人を亡くしてるんだな」

って、しんみり思ってしまう。


ご両親や祖父母など大切な人たちを見送ってきたからこそ

お仏壇に手を合わせる意味を知っている生徒さんたちの姿に

今までおじいちゃんたちの仏壇にも数えるくらいしか

手を合わせてこなかった自分を恥ずかしく思います。


こんなとこにも、誉大くんが気づかせてくれたことが

あるなんてね。


今日、27日は命日です。

二日後には私たちの結婚記念日も。


忘れようにも忘れられないし

いつも家族の大切さを実感させてくれる季節に

なりそうです。