長男からの疑問にどう答えていいか戸惑う日々…。

次男からの疑問にも戸惑いますが、回答が皆目見当つかない物ばかりなので、ほぼ流してしまっています…。

それはそれでだめなのかもしれませんが…。

次男の場合。

「母ちゃん、おサカナはずっと水の中で息が苦しくないの?」

(おサカナはエラ呼吸で水から酸素をっていっても難しすぎるよね…)
おサカナは水の中にいないと苦しいんだよ。

「え、息ができないのに?」

おサカナは水の中で息してるんだよ。

「え、どうやって」

(結局この話をしてみる)
おサカナはエラからお水を飲みこんで、その中で、空気だけを体に入れることがで…

「わかったー!」

この辺まで話してどっかへ逃げていく。
で、終了。

なんだったんだ(´・ω・`;) 


別の日。

「母ちゃん、虫って裸で寒くないの?」

…寒い時もあるんじゃない?
あんまり寒いとお外には出ずに、土の中にもぐったり、葉っぱの下に隠れたりするみたいだよ。

「え、じゃあ、オレもそうすれば、裸でも寒くない?」

う、うん…。

「よし!」

といって服を脱ごうとするので

や、やめてーー!!!!

「なんで?」

人には人のルールがあるからね、裸でお外に出たらいけないの。

「なんで?」

裸でお外に出てたら警察に捕まりますよっていう法律もあるからねぇ。

「えー!じゃあ虫さんはみんなつかまるってこと?あれ、もしかしてネコちゃんも???」

え、いや、そうじゃなくて…

「ちょっとつかまるから服着なさいってネコちゃんに言ってくる!」

タタタタター(旅立って行った)…(´・ω・`;) 


とまあ、終始こんな感じで…。
子どもらしく微笑ましいなあと、思うことにしています(笑)


しかし、長男はそうはいかない。

長男の場合

「友達にね、【き】と【く】が言えない子がいるんだけど、どうしたらいい?」

え、どうしたらって、どういうこと?なんかその子困ってるの?

「困ってるっていうか、他の友達がその子に変なの―って笑うんだけど、それが嫌だって言ってたから、なんとかならないかなって。」

ほほう…。
構音障害なのかなぁ。
言いにくい行は誰にでもあるものだけれど、はっきり言えてない、とわかるのであれば、あまり触れる部分ではないような…。

しかし、相談されたからには、何かしら答えを出さねばならんのだろうか。

でも直し方、というか、アドバイスを2年生男子が2年生男子にするのもなんか違うような(´・ω・`;) 

それであっさり直るならいいけど、治らなかったら、溝が深まったりするんじゃないかとか、ぐるぐる考えてしまって。

結局

直し方、っていうのは、母ちゃんはわからないけど、しゃべり方って人それぞれだし、それをいちいち変なの―って言う人が変なんだよ、気にスンナって言ったらいいんじゃないかな。

と、伝えてみたのですが。
思わぬ反論。

「でもさ、お笑いの人で、さしすせそが言えない人がいるじゃん。テレビでみんなその人の事、笑うでしょ?おれも面白いと思ったんだけど、それとはどう違うの?」

(´・ω・`;) 難問です。

確かに、そういう芸人さん、います。
ご本人がどういう気持ちでそれを売りにされているのかは到底わかりませんが、同じようにサ行が喋り辛い滑舌の人が、その芸人さんの名前で呼ばれたり、テレビの中と同じように笑われたりすることもあるんだろうなぁと思うので、正直あまり笑えない、と思ってました…。

あ、あの、別にその芸人さんを批判する意味ではないのです。

芸人さんと、一般人では違うんだ、ということを、どう子どもに理解してもらうかが難しいなぁ、と思ったのです。

ただ単に、「テレビの中の人と、リアルに出会う人は違う」と言っても、いまいち納得してもらえそうにない…。


ちょっと悩んで、こう伝えました。


芸人さんは、人に笑ってもらってお金をもらってるから、さしすせそが言えないことで笑ってもらえて、あの人はそれでいいんだろうけど、お友達はいやだって言ってるんだから、人がいやだって言うことはしちゃダメなのはわかるでしょ?


「そうかぁ、そうだね。人が嫌がることはしちゃダメなんだよね。」

そうそう。

「あれ、でも、あのお笑いの人は嫌じゃないのかな。」

…(´・ω・`;) 
それは…わからないね…。

「笑われるのって、いいことだと思ってたけど、そうじゃない時もあるんだね。」

確かに…。

長男はいつも人に笑ってほしい、となんか変な顔や変な動きをしたりしているので、なおさらそう思ったようです。

よくよく聞いてみると、その困っている友達のしゃべり方も、長男的には「話をするだけでみんなに笑ってもらえてうらやましい」くらいな話で、少し真似をしたりしていたそうです。

うーん、わからんもんだ…。

「じゃ、きっと、オレが真似したりするのも嫌だったんだろうね…」

しゅんとする長男。

それに気付けたんだからいいじゃない。
これから、気を付けたらいいんだよ。

「うん、わかった。」

ふうううううーーーー。
なかなか奥が深い話です。

こういうことからいじめって発生するんだろうなって。

長男はたまたま、この話をしてくれたから、「それはよくない」って話ができたけど、家でそんな話をしない子もいるだろうし、もしかしたら長男みたいに「うけててうらやましい」と思って真似するような子もいるかもしれないし…。

でもそれって、親の怠慢なんだろうか。

「人が嫌がることをしてはいけない」

っていう話はよくするけど、実際、
相手が本気で楽しんでその場にいる
のか

本当は嫌だけど、笑ってごまかしている

のか、そんなの大人でもわからないことがあるのに、子どもにわかるんだろうか。


そう思うと、いじめの発端て、こんなところからなんだろうか、と怖くなった。

悪意ではなく、おもしろい、と思って笑っていたことが、相手にとっては悪意で自分を傷つける行為をしている、と思われる。

どこかで本当は「嫌だ」っていってるんだろうけど、そうなった時には歯止めのきかないところにいるのかなぁ。


そんなことを思ったのです。


小2の疑問はなかなか奥深いです。
親も回答を考えることで、成長するんだろうなぁ、と思いながら、今日もがんばります。