私がおすすめするシュタイナーの著作、講演録 | junkoの「HEARTWORK」光と闇

私がおすすめするシュタイナーの著作、講演録


【 私がおすすめするルドルフ・シュタイナーの著作、講演録 】



霊的精神科学の基礎篇



「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」
翻訳/高橋巌、ちくま学芸文庫


シュタイナーがアントロポゾフィーを創始する前に
神智学教会で書記長をしていた頃の
初期の著作で、のちの物とは違い、
神智学の用語を用いてはいますが、
内容の本質は他の神智学者とは違う、
彼独自のものであるのがわかります。

霊的な事柄に触れて、高次の世界に自らを開いていく事は、
それまで知らなかった新たな世界に触れることはできても、
同時に危険な事でもあること。

いつの時代でも同じで、どのような危険性があるのかを知らずに
安易な心構えだけで霊的なことがらに取り組むのは危険であること。

そして、内的な態度や人格の向上が
正しい霊的事実を認識させる霊的能力につながることが
この本には詳しく書かれています。

安易なスピリチュアリズムの実践に飽き足らない人、
そこに危険性を感じる人、または、
ゆるやかな発展であっても、
安定した根本的な霊的能力の向上を求める人におすすめです。






「神秘学概論」
翻訳/高橋巌、ちくま学芸文庫


同じく彼が神智学教会で書記長をしていたころの著作ですが、
たいへんに込み入った霊的事実に関して述べています。
過去、未来の地球の様々な受肉状態、
天使の位階とその宇宙的な創造的働きによる地球と宇宙の発展の歴史、
死後の人間の宇宙での歩みなどが
緻密に、そしてたいへんダイナミックに記されています。

また、霊的能力を高める際の注意事項、
人間の霊的な構成体についての驚くべき詳しい事柄も
論理的に記されています。
初期の基本書としてもっとも広範囲のテーマをあつかう集大成といえます。






「神智学」
翻訳/高橋巌、ちくま学芸文庫


タイトルが語る通りに、
彼が神智学教会で書記長をしていたころの著作です。
短いですが、密に、そして比較的わかりやすく人間の霊的な構成体などに関しての
本質的で重要な説明がされています。





「アカシャ年代記より」翻訳/高橋巌、国書刊行会

ちまたにはアトランティスやレムリアについてのたいへん多くの情報がありますが、
部分的に真実であっても、かなり論理性にかける部分も多くみられます。
実際にはアトランティス、レムリアなどの文明は地球期という
たいへん大きく長い発展の流れの一部でしかありません。

シュタイナーの認識では、より大きな角度から
それらの時代が照らし出されていますので
論理的な流れが根底にあり、そこに偶然などではなく、
一種の発展にまつわる宇宙的法則が働いているのがわかります。

チャネリング等などによる内容だけでは
意味が曖昧に感じられたり、または断片的な主張や情報だけではなく、
人類発展のより大きな流れから霊的な真実を知りたい人におすすめです。