久しぶりの雨降りだったけど
夕方には青空が広がった水曜日。
神奈川県動物保護センターの見学会に
行って来ました。
動物の生き死にを左右する殺伐とした場所。
故に、ずっと見ない様にしてきてしまった
場所です。
以下、施設内の写真撮影と
ブログ掲載許可を得たので記事にします。
遺棄、迷子、飼い主による持込、捕獲などで
センターに来た犬達は地下の収容室に居ます。
↑雑居部屋 と 個室↓があります。
収容頭数の限界を超えたら、殺処分になります。
神奈川県ではここ近年
犬は4年間、猫は3年間殺処分がありません。
収容犬猫を保護団体が引出しているからです。
まだ犬猫の殺処分があった頃。
職員の方達は獣医師でありながら
命のスイッチを押さなければ
ならなかったそうです。
収容部屋は1日、1日とこの処分室へ近づき
期限が来たら20頭を一度に殺処分します。
亡骸は階下の炉で荼毘に付されました。
センターを退職された方は今でも、閉鎖された
この炉の前に立つ事が出来ないそうです。
「この子達を生かすセンターにしたい。」
時に世間からの非難を浴び
職への偏見を持たれながら
譲渡へ向け長年努力された職員と
保護団体との連携が実を結び
殺処分ゼロが達成されました。
素晴らしいことです。
ですが
引出しを行なっている保護団体は言います。
「殺処分ゼロが本来の目的ではない。
収容動物ゼロにする事。
その為の啓蒙がまだまだ足りていない」と。
素晴らしいと喜んでいただけの自分
恥ずかしいです。
メデイアや数字だけに踊らされず
行って聞いて知ってみませんか。
センター見学会、7月もあるそうです。