オクムラ先生 | スーパーポジティブ!がん患者

オクムラ先生

胃全摘宣言を聞いた後

外科の先生(今後、長いつき合いになるのでオクムラ先生と書きます)が

父に『早く手術して治しましょう!!』と前向きなコメント。しかし…

病院が混んでいて手術は来年(この時は12月)になってしまうとの事。


『まぁ少しくらい手術が遅れても進行は変わらない』と言われました。

後に、私は国立ガンセンターのHPを見ましたが

同じように、1ヶ月くらいなら進行は変わらないと書いてあるのを目にしました。


でも、オクムラ先生は病院内で使用する携帯に電話をし

年内のスケジュールを調整して手術ができる日程を

作ってくれました。


父は『どれくらいで退院できそうですか』と聞くと

早くて3週間、おそくて1ヶ月くらいかかるといわれました。

『年内に退院できますか??』

だから、3週間はかかるって言ってんじゃん!!

『超人な体力があれば帰れる』と言われ

超人な体力で帰ります!!みたいな事を言っていたような。。。


そして、オクムラ先生は『お父さんはこの後検査があるので

行ってください』

私も、立ち上がり一緒に行こうとすると

『あっ、娘さんはそのまま待っててください』と言われ

父退出。と同時にオクムラ先生は私と彼に話し始めました。


父の手術は難しく、術後に肺炎をおこしやすくなったりすること。

それが致命的なダメージを受けること。

そして、ここからがまるでドラマのようです。


今の所、転移は見られないが

お腹を空けてみて、転移していたら

そのときは手術しないで(ガンを摘出しないで)化学療法に移すとの事でした。

空けてみて、腹膜に転移していたらと言う意味なのですが…


腹膜は水のようになっていて、そこに転移しているとガンは当然取れないので

化学療法に変更すると言う意味でした。

その当時は、ガンが邪魔してご飯を食べるのにひっかかっていたので、

化学療法になるときはで物を食べやすくするため

内視鏡で食道と胃の接合部を広げます。といわれました。


えっー過酷な胃全摘宣言さっきを受けたばかりで

私は進行ガンでも手術できるだけいいなと考えていましたが…

今度は転移していたらとの衝撃の言葉。


そうこうしいるうちに、看護士さんが『お父さん戻りました』

と言って、父 診察室入室。

父には、転移していたらと言う話は伏せて手術に挑むことになりました。


そして、今後のスケージュールの確認と

肺炎にならないように特殊な肺を鍛える器具を購入ー!!

手術までに毎日肺を強化することになりました。


後は、手術に望むだけかと思いきや…

まだ、まだ、過酷な試練は待っているのです!!


でも、父はそんなことも知らず

肺を強化し、超人な体力で年内に退院しようと

やる気満々の日々を過ごし

入院の日を迎えるのでありました~。