日本で唯一の手作り金平糖の店「緑寿庵・清水」、手作りの金平糖を作り続ける、日本のワンアンドオンリー。一粒に2週間を要し、此処でしか手に入らないレア物に行列必至です。
現在と同じ、百万遍の地で創業、弘化四(1847)年。金平糖作りを始めたのは、三代目・清水勇の時代、肉桂、濃茶などの金平糖を作り始めました。四代目・清水誠一が多様な金平糖作りをはじめ、現在は約50種類ほどの金平糖を作り出しています。
厚生労働大臣賞などの受賞も多数、「美味しんぼ」にも登場しています。
叡山電鉄に乗るついで、最近、NHKのテレビ番組で、ここの製法を紹介されていたのを見て、訪問してみました。日曜のお昼前、30分近い、行列。でも、大丈夫。お姉さんが試食を2個ほど、薄紅色の桜と、緑衣黄桜(りょくいこうざくら)の2種類でした。
金平糖は核に砂糖をかけて炒り上げて作ります。大鍋をグルグル動かし、ゆっくり均一に砂糖をまぶし、大きく育てていくのです。その期間、なんと2週間!
核には2種類あるそうで、小さめのイラ粉(大きめの場合?)を核に、少しづつ、砂糖を手作業で回しかけ、2週間をかけて出来上がるのです。
皇室の引き出物として使われる程の価値の高い逸品です。
購入してのは以下の品々。
◼︎桜の金平糖 季節限定 850円
※ 以下すべて外税。「楽天」通販でも購入できますが、お値段は1,480円
◼︎黒糖 そばの実 金平糖
◼︎バニラの金平糖 555円
◼︎生姜の金平糖 555円
小袋は10数種類ありますが、早めにいかないと売り切れてしまいます。ジュニアーズ訪問時に残っていたのは、この2種類。
昔ながらのバニラ、そして、さっぱりと喉飴のような生姜。
一般的な金平糖との違いは、口溶けが遅い事。ゆっくり、しっかり、製造されている為なのか、口の中に長時間持続。砂糖が溶け切ると、イラ粉、黒糖の場合、そばの実が出てきます。
同じ理由でしょうか、噛んだ時のカリカリ感も、違います。金平糖の醍醐味である、カリッと「いい音」が鳴ります。
究極の金平糖という1月のチョコ、2月のキャラメルは一袋4,000円‥‥12月のロマネコンティは8,500円、これらは期間限定、要予約。っつうか、キャンセル待ちみたいです。凄いですね!
(2017年3月初訪問)
▼公式ホームページ
緑寿庵清水 (和菓子 / 出町柳駅、元田中駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7
▼通販で買うとこんな値段なのですね!