宗教でもない。
ただ、そこにあるはたらきのようなもの。
わだしはそれを「美味しい水」と呼ぶ。
時々、喉が乾く。
その時にはわたし自身が乾いている。
どうすればよいのかわからない。
わからなくても、
ただそこに水は、ある。
わたしはその水を飲む。
わたしの心が、細胞が
そのはたらきを思い出す。
思い出し、そのはたらきとともに再び生きよう、と
そう決めるだけで、
わたしはわたしを取り戻す。
この世界での「生」も、息を吹き返す。
そして、奇跡はいつでもすぐそこにある。
たったそれだけのこと。
だから、何も言えない。