『「女の気持ち」と「男の気持ち」~宿命的な違いを探る』というシリーズも、今日で4回目。

 

ここまで、女と男の価値観を別々に見てきたましたが、今日は、男女の心がもつれる様子をたどっていくことにしますキラキラ

 

◆こんなにも違う! 女と男が悩みを打ち明けるときに求める「模範解答」

 

 

「女の相談に、男はすぐさま答えを出そうとする。それが女をいらだたせる」というのは、巷でもよく言われていることのひとつですよね。

 

それについて、男というのは合理的な判断が得意だから即答を出したがる。でも、女は情緒的な回答を求めている。女はただ悩みを聞いてほしいだけ……なんていうふうに言われがち。

 

パートナーには、まず「そうなんだ、大変だったね」と言ってほしいのが女……そんなふうに書いてある本もたくさんあります。

 

でも、女性のみなさん、本当にそうでしょうか?

女だって、悩みを聞いてもらうだけで満足なわけではないはずです。

 

「あそこの奥さん、最悪なのよー、何度いっても、朝のゴミ出しの時間守ってくれないのよねぇ」と夫に話したとき、「うんうん、それで? そうなんだ、大変だったね」で終わられたりしたら、果たしてスッキリするのでしょうか?

 

 

理想としては、自分の話や愚痴をしっかり聞いてくれたうえで、いろんな答えを探してくれること――これではないかと、思うのです。

 

「うんうん、それで? そうなんだ、大変だね」のあと、「だったら、こうしてみれば? それがダメなら、これは?」というふうに、共感のうえ、いろんな解決策を示してくれるような男性なら、間違いなく女の心は満たされるはず。

 

 

さて、私が言いたいことはもう分かりますよね。

 

※なんのこと? と思った方は……ここまでの連載をご覧くだされば幸いです。

 

 

 第1回 女と男 あきらかに違っているのは「身支度」

 第2回 「女が男に求めるもの」と「男が女に求めるもの」……その違い発見!

 第3回 ランチタイムにも表れる「男に刷り込まれている価値観」とは?

 

 

ここまでの話を一言でまとめると、女性が男に求めているのは「手間暇をたっぷりかけてもらうこと」でした。

 

これは、悩みごとを相談するときも同じであるはず。自分のパートナーには、悩み解決にじっくり時間をかけて、たっぷり頭を絞って答えてほしい、というのが女の本音だと思うのです。

 

 

◆いっぽう、男が求めているのは、回答の「特急便」

「でも、それって男も同じじゃない?」と思いますか?
 

そうでもないかもしれません。例をひとつ挙げてみます。

 

たとえば、「おい、君んとこの部下の〇〇は、いつも報告書を出すのが遅れるんだよ、困ってるだよね」

という男性上司の悩みを聞いて、

「うんうん、それで? そうなんですか。それは大変ですね」なんていうリアクションをしようと思う人は少ないと思います。

 

実際、「え、そうなんですか? いつもってことは、このまえの報告書もですか? 他には?」なんて細かいことを聞き出そうとすれば、「とにかく、いつもなんだよ!」とキレられてしまいそうじゃないですか?

 

そして、「とにかく、いつも遅いんだよ、あいつは。お前からしっかり言っておくように。はい、次の話!」

という展開になっていくのが想像できますよね。

 

男にとってベストな答えは、簡潔に解決を宣言すること。

「分かりました。俺から言っときます」でいいわけです。

 

ところが、先に出した女の悩みの例で、もしも男が「分かった。じゃあ、その奥さんには俺が言っとくよ」と答えたら……
 

「え、ちょっとまって。それはマズいわよ。ていうか、別にあなたが出て行ってほしいわけじゃなくてさぁ……」と言いたくなるのが女ではないでしょうか。

 

そこで男は思います。 

「え? じゃ、何してほしいの?」「これは、ただの愚痴なの?」「俺は今、何を求められているの?」

そして思うのは……女ってわかんねー、ではないでしょうか。

 

 

この話を読んで、「そうそう、そうなんだよね!」と思った男性のみなさまに、次回はもっと詳しく女心をお伝えするつもりです。

 

女性のみなさまには、こういうシーンになると、にわかに面倒くさそうな顔をしだす男への対処法をお伝えできればと思っています。

 

どうぞお楽しみにウインク

 

 

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