なんか泣きそうなんだ…
どんな種類の涙なんだろう…
先日もみーちゃんの嬉し涙を見たけど、それとはちょっと違うかも…
もちろん嬉し涙には違いないけど、上手く言葉に表すことができない。
話を前に戻す。
夜に一組予約が入っているのだ。
そのお客さんってのは、去年僕と荒木が宮城県にボランティアに行ったときに知り合った人達。
メールやFacebookではやりとりをしていたのだけれど、合うのはその時以来。
震災直後、無職の僕は何をすればいいか考えていたんだ。
時を同じくして、荒木は当時石垣島にいたんだけれど、無職になっていて、彼も彼なりに眼鏡をかけながら考えていたわけだ。
そして、2人のタイミングが合う時にボランティアに行くことを決めた。
ちょうど震災二ヶ月後に…
ゴールデンウイークに僕は九州に用事があったので、車にギターを積み各地にて路上で弾き語りをして、募金を集めたのだ。
荒木も荒木で石垣島でライブをして、募金を集め、僕はしゅとカフェに来たお客さんから募金を集め、2人で101113円集めたのだ。
その募金を持って、荒木が探しだした仙台を拠点にしている「チーム王冠」のボランティア活動に参加したのだ。
その活動はまだ震災二ヶ月後だった為、ライフラインのない人達に地道に食料や毛布を配ったり、誰が何処に住んでいるか?などの名簿を作ったりの活動。
話しかければ、皆涙を流しながら話すその姿は今も忘れられない。
その「チーム王冠」で知り合った人達が今日来たのだ。
笠原宗一郎(宗ちゃん)を始め、皆はその後も毎月のように被災地に通い続け、宗ちゃんを中心とした「東北ほっとプロジェクト」というボランティア団体を立ち上げ、夏には冷蔵庫を全国からかき集め、冬にはストーブをかき集め、自身でトラックに積み込み被災地に届けるという活動を続けていたのだ。
その「東北ほっとプロジェクト」の彼らと久しぶりの再会。
今の僕に出来ることといえば、料理を作って癒すことくらいしかできない。
家の近くまで来たというので、迎えにいく。
握手を交わす。
この時点で何故か少し感動したんだけど、我慢我慢。
彼らに簡単ながら、料理を出しビールを呑んでもらう。
この少し前に荒木と話してたんだ。
例の集めた募金を彼らに託そうではないか!とね!
なので、今日僕がみんなの思いを代表させてもらって、全額渡しました!!
今日もストーブ100台を買ったという。
僕達が託した募金も彼らなら、被災地のニーズに応えた使い方をしてくれると思う。
なので、協力してくれた人達!安心してください!
「東北ほっとプロジェクト」で検索をかければ、後日その募金の使い道もちゃんと書いてくれると思うので、見て下さい。
いやぁ、なんか泣きそうなんだよ…
彼らとたくさん話して、最後にみんなで記念撮影。
固い握手をみんなと交わして、僕は彼らが見えなくなるまで、見送ったんだ。
なんか、体の芯が熱いのだ…