■先月の記事で、
古墳から推測できること 0728
に書かせて頂きました。
簡単に振り返ると、
縄文時代は、
狩猟、採取、漁労、栽培の時代で、
貧富の差は無かったが、
弥生時代に入ると、
狩猟、採取、漁労、水耕耕作の中で、
余剰生産物が蓄えれるようになり、
徐々に貧富の差が生じた。
■今日は、
その後について書きたいと思います。
時代は弥生時代の後は、
大和政権
奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町時代
と続いていきますが、
今日は、
鎌倉・室町時代の中世を見てみたいと思います。
弥生時代以降の日本も
主流は農業が続きました。
中央は華やかであったようですが、
地方の農民の暮らしは、
楽ではなかったようです。
そのような中で、
大きな変化が訪れたのは、
鎌倉時代でした。
○鎌倉時代(農業)
近畿地方を中心に農業技術の進歩
・刈敷・草木灰など
・牛馬耕の普及
・鍬・鋤などの鉄製農具の普及
・二毛作(米・麦)の普及
これらは学生時代は、
単なる単語にしか見えず、
その本当の意味が分かりませんでした。
これらは、
言い換えると、
肥料により地力が向上し、
牛馬耕や鉄製農具により深耕が可能になった結果、
段あたりの収穫高増大した結果、
『余剰生産物』が生じたのです。
つまり、
『富の小さなかけら』
ですね。
場合によっては、
これらは、
課税対象から逃れることが出来たようです。
すなわち、
生産性を上げて、
利益を紡ぎだした訳です。
その一部が、
流通を始め、
三斎市という市等が始まり、
商業が発達していきます。
○鎌倉時代(市場)
・定期市 三斎市
・貨 幣 宋銭
・金 融 貸上
為替
・運 送 問
農業の生産性向上
⇩
余剰生産物が増加
⇩
市場が発達
⇩
金融・流通の発達
と繋がっていくのですね。
室町時代は、
その勢いが増して、
余剰生産物が、
商品作物などが含まれてきます。
○室町時代(農業)
・二毛作の全国的普及
・三毛作(畿内)
・稲の品種改良 早稲・中稲・晩稲
・水車利用、牛馬耕、下肥の使用普及
・商品作物の栽培 桑、苧、藍、楮、茶、漆、荏胡麻など
○室町時代(市場)
・定期市 六斎市、見世棚
・貨 幣 明銭
・行商人 連雀商人、振売、大原女、桂女
・金 融 土倉、酒屋
・運 送 廻船、馬借、車借
問屋
・座 油座、酒麹座、綿座、材木座、木工座、紙座、塩座など
○戦国時代(都市)
・城下町
・門前町
・寺内町
・港町、宿場町
■つまり、
農業の生産性向上が、
商業を生み出したのですね。
その結果、
この時代から、
村は惣(惣村)が自然発生的に生まれ、
町では座が増えてきて、
戦国時代の都市形成に繋がっていくのです。
この時代から、
産業経済や庶民の活動が、
活発になっていきました。
以前は、
ただの単語だったのが、
ようやく意味が分かるようになってきました。
日本史は、
年代など含め、
政治の勉強からするのですが、
このような経済、文化というのは、
以前は全く手もつけず、
ただの丸暗記でした(汗)
このようにつながりや、
因果関係が分かってくると、
とても面白くなってきますね。
(私だけですか?(笑))
読者の皆様の雑学ネタにでもなれば幸いです。
いつも読んでくださってありがとうございます (^▽^)
それでは、また明日(^O^)/
「志は高く、努力は足元に、フットワークは軽く♪」
(西村は特に足元重視で)
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ハウステンボスは、伸びていますね。
さすがですね。
■本日の学習
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今日の【受験勉強 活動】 12時間
●センター試験 数学 2.5時間
馬場・高杉のセンター試験 数学ⅠA(1周目) 150分
●センター試験 日本史 4時間
2013青本(日本史)(1周目) 240分
●センター試験 英語 5.5時間
2013黒本(英語)(1周目) 300分
速読英単語(必修編)(16周目) 30分
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最後まで読んでくれて、本当に有難うございました。
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