「安倍晋三キモい!」~女に好かれない安倍晋三君 | 語り得ぬものについては沈黙しなければならない。

「安倍晋三キモい!」~女に好かれない安倍晋三君

先週(8/8、8/9)に行われた毎日新聞の世論調査。
http://mainichi.jp/select/news/20150810k0000m010074000c.html

立憲主義もわかっていない、ポツダム宣言もつまびらかに読んでいない、先の大戦が誤りだったとも認めようとしない安倍晋三君が、違憲法案で日本を存立危機事態に陥れようとしているのだから、内閣支持率が第二次安倍政権最低を記録するのは当然だが、やっぱ注目すべきは女性の支持率の低さである。

全体の安倍内閣支持率が32%であるのに対し、女性だけ見ると26%。
安倍晋三君は、圧倒的に「女に好かれない」のであった。

安保法制案反対デモで女の人が持っていたプラカードです。

安倍晋三キモい!
「安倍晋三キモい!」

僕はこれ、かなり核心を突いていると思う。

もちろん、容姿や外見、服装なんかの話ではない。夏でもネクタイしてスーツにシワも入ってないしすごいよね。僕なんか50を過ぎてもTシャツ+腰履きジーンズさ。

では安倍晋三君のなにがキモいのか?
言ってることやってること、態度言動である。

たとえば国会で、野党の追及に対して人を小馬鹿にしたような薄笑みを浮かべたと思えば、突如切れてヤジを飛ばす。米国議会でスピーチしたときには拍手喝采を浴びてヒーロー気分の自己陶酔。

「女は論理的思考をしないから」などと言い出す男もいるかもしれないが、それはちょっと違う。

そもそも安倍晋三君の言っていることが論理破綻しているのだ。にもかかわらず「我こそ正義」というような独りよがり、「我々が提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから!」( http://lite-ra.com/2015/07/post-1292_3.html )に象徴される自己中かつ無茶苦茶な言い分。

戦争を火事にたとえるような的外れな比喩が成り立たないことなど誰にだってわかるのに、テレビに出れば、幼稚な家の模型なんかを持ち出して人を馬鹿扱いしたような説明をする。( https://www.youtube.com/watch?v=P4UxxpOz07E/

安倍晋三君の頭の悪さ、非論理性を見抜いた上で「ナルシストでキモい」「あんな男に国の大事な問題を任せるのは怖い」と感じている女性が多いのではないか、と僕は思うのだ。

で。

一方、男性の安倍支持率は女性よりも高いわけだが、安倍晋三君を支持する男性こそ、論理性がないのではないだろうか。

ひとつは、「喧嘩上等」風のヤンキー的精神や「国のプライド」への思い込み。
なんかさあ、「国」と「人」をごっちゃにしてるんだよね。

個人が、喧嘩に強くなりたくてボクシングジムに通ったり空手をやったりする。自分の生き方や仕事にプライドを持つ。これはもちろんなんの問題もないのだけれど、「国」は「人」ではないよ。「個人」の気持ちを「国」にスライドすることはできない。
「国」というのは単なるルールなのである。
「国家の品格」のような言い方がされることもあるが、これを「人格」と同種のものとして見なすことなど決してできない。

「人」と「国」は違うなんて当たり前の話だが、ネトウヨみたいな連中からは、どうもその区別がついていないとしか思えない馬鹿な発言が飛び出してくる。
この論理性の欠如は決定的に危険である。

安倍晋三君を支持する男性の気持ちを推し量ってふたつめ。

なんだかんだ言っても日本は現実的に男性社会だ。
ほとんどの成人男性は、正規雇用であれ不正規であれ、会社組織の中にいる。(専業主婦はたくさんいるが専業主夫はあまりいない)

そして会社にいると、どうしても「組織の論理」を教わってしまう。
僕も会社員だった頃はそうだった。「組織を守らなければならない」というのが当然の考えのように思えてしまうのだ。
つまり、自分がそのシステムの中でカネを稼ぎ、エラくなり、部下を持ち…という発想になる。これが当たり前で、その発想自体を疑うことはできなくなる。
本人に自覚がなくても、「システム」を肯定することによって、アイデンティティを確立しているというわけだ。

そんな「会社組織」システムの延長線上にあるのが「国家」システムである。
というわけで、社会システム、国家システムも、己のアイデンティティのベースとして、犯すべきでない、犯すことのできない存在になってしまう。

要するに女性と比べて男性は、システムからの自由度がとても低い。
国のシステムを否定するのは自分を否定することだと無意識に思っていたりするのだ。

あとは、新自由主義的弱肉強食の論理と安倍晋三君との親和性という問題も大事なのだが、今夜は眠いのでもうやめるよ。

全然関係ないんだけどさ、たとえば小泉純一郎とか息子の進次郎とか、考え方の違いはさて置き、女にモテるのがよくわかる。
一方、安倍晋三君に「女にモテた」頃はあったのだろうか?
昭恵夫人はけっこう素敵な女性だと思うのだが…。

ごめん、くだらないこと書いて。

おっと、ひとことだけ付け加えると、僕は日本の安全保障問題に新提案が出てくるのが悪いと言っているわけではないよ。
安倍晋三君は明らかなルール違反、やり方が薄汚いということだ。