心を込めてタブを
前の現場でカワオさんという地元の方が役場と共同で「プルタブ(缶ジュースのフタ)を集めて車椅子に交換する」という運動に参加していたので、自分も集めるのをお手伝いしていました。
カワオさんは現場のすぐ横に住んでいて、着工当初は何度も激怒させ、たくさんのクレームをいただきました。
他の業者や発注者からも「あそこはうるさくて大変」など、あまり良くないイメージも持たれていました。
しかし、カワオさん本人は地元周辺のことを考える人で明るいおっちゃん。
間違ったことも言っていないし、ちゃんと話せば分かってくれるいい人でした。
要は地元に対して軽率な行動をとったた工事をする側の不備。
(そんなのも分からない業者なんてウンコちゃんです)
何度も怒らせてしまったのにいつも協力的でした。
うるさいはずの残業も快く了解してくれたり、食べ物をお裾分けしてくれたり、仕事とは全く関係ないなんでもない冗談話で笑ったり。やかましいイメージを持たれているけどホントに優しいおっちゃんです
↑この人がカワオさん。今となっては友達みたいなひと。
そこでの工事も終わり、半年経ってしまっているけどお世話になったカワオさんを喜ばせたくて未だにタブを集めていました。
それがこれ↓
そして先週、近くに用事があったので集まったタブをプレゼントしにお宅へ。
久しぶりに会うし、たくさん話したかったのでワクワクしながら伺ったところ健康診断で不在とのこと
残念だったけどカワオさん宛にメッセージを添えて、息子さんの奥様にわたしてもらうようお願いした
今回は会えなかったけど次回のためにまたタブを集めます。
自分の周りには「まだ集めてんの?」とか「あそこの工事は終わったんだろ?」と集める自分の姿を見て不思議がりますが、お世話になったのは間違いないし「工事が終わったらそれまで。あとはどうでもいい」って関係もちょっと寂しいじゃない?
仕事で知り合ったとはとはいえ仲良くなった人ですもの。
カワオさん以外の地元住民の人達だって笑顔で声を掛けてくれました。
利益や現場の評価も大事だけどこういうコミュニケーションも大切なんじゃないかと自分は思うのです。
地元の協力無くして工事進捗はあり得ないのですから。
(そんなのも分からない業者なんてオナラぷっぷーちゃんです)
カワオさん、喜んでくれたかなぁビックリしてくれたかなぁ
また暇があったら家に寄ってバカみたいな話をたくさんしよう。