単行本『プロレス喧嘩マッチ伝説』10月27日に発売!! | ジャスト日本のプロレス考察日誌

ジャスト日本のプロレス考察日誌

プロレスやエンタメ関係の記事を執筆しているライターのブログ

ジャスト日本です。   




ここで皆さんにご報告があります。


10月27日、彩図社さんから僕のニ冊目の著書『プロレス喧嘩マッチ伝説〜あの不穏試合はなぜ生まれたのか〜』が発売されることになりました!





 

 

プロレス喧嘩マッチ伝説〜あの不穏試合はなぜ生まれたのか?〜(彩図社) 



[内容]

 「プロレスはルールのある喧嘩である」 日本におけるプロレスの父、力道山はこのような名言を残した。 


たしかにプロレスにはルールがあり、試合はその範疇の中で行われている。 激しい打撃戦、血生臭い流血戦も、ルールに基づいて行われていれば、それはプロレスなのである。 しかし、プロレスの長い歴史の中では、その範疇を明らかに超えた試合が存在する。 それらの試合を本書では「喧嘩マッチ」と呼ぶ。 


力道山vs木村政彦、アントニオ猪木vsアクラム・ペールワン、アントニオ猪木vsウィリー・ウィリアムス、前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアント、ブルーザー・ブロディ&スタン・ハンセンvsミル・マスカラス&ドス・カラス、前田日明vsスーパー・タイガー、前田日明vsドン・中矢・ニールセン、ジャッキー佐藤vs神取しのぶ、橋本真也vs小川直也……。


 いまでは伝説となったそれら喧嘩マッチは、どのようなものだったのか。 その試合は、なぜ起きたのか。 試合映像や選手のインタビュー、雑誌・書籍などから65の喧嘩マッチを考察、その舞台裏に迫る!


 特別編として、北原光騎氏、齋藤彰俊選手、鈴木秀樹選手のインタビューを掲載。 当事者から見た喧嘩マッチを聞いた。 プロレスファンならば、絶対に観ておきたい試合がある。プロレスの奥深さを伝える一冊!


 [目次] 

第一章 1950~70年代の喧嘩マッチ 

力道山vs 木村政彦(1954年12月22日)

 坂口征二vs 大木金太郎(1974年5月16日)

 ウィレム・ルスカvs イワン・ゴメス(1976年8月7日) アントニオ猪木vs アクラム・ペールワン(1976年12月12日) 

アントニオ猪木vs ザ・モンスターマン(1977年8月2日) 

アントニオ猪木vs グレート・アントニオ(1977年12月8日)


 第二章 1980年代の喧嘩マッチ 

アントニオ猪木vs ウィリー・ウィリアムス(1980年2月27日)

 ダイナマイト・キッドvs 星野勘太郎(1982年1月15日)

 ジャイアント馬場vs 上田馬之助(1983年3月3日) スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディvs ミル・マスカラス&ドス・カラス(1983年12月5日) 長州力&谷津嘉章vs ブルーザー・ブロディ&キラー・ブルックス(1985年3月9日)

 前田日明vs スーパータイガー(1985年9月2日) 前田日明vs アンドレ・ザ・ジャイアント(1986年4月29日)

 前田日明vs 上田馬之助(1986年6月6日)

 前田日明vs ドン・中矢・ニールセン(1986年10月9日)

 前田日明vs 坂口征二(1986年11月24日) 

ジャッキー佐藤vs 神取しのぶ(1987年7月18日) 天龍源一郎vs 輪島大士(1987年11月7日)

 天龍源一郎&阿修羅・原vs スタン・ハンセン&テリー・ゴディ(1988年3月5日) 

大仁田厚vs 青柳政司(1989年7月2日) 


第三章 1990年代の喧嘩マッチ その1 

ビッグバン・ベイダーvs スタン・ハンセン(1990年2月10日) 

橋本真也vs 栗栖正伸(1990年8月3日) 

北尾光司vs ジョン・テンタ(1991年4月1日)

 ジャンボ鶴田vs 川田利明(1991年10月24日)

 髙田延彦vs トレバー・バービック(1991年12月22日) 

小林邦昭vs 齋藤彰俊(1992年1月30日)

 川田利明vs スタン・ハンセン(1991年4月6日) 越中詩郎vs 青柳政司(1992年5月1日)

 髙田延彦vs 北尾光司(1992年10月23日)

 天龍源一郎&北原光騎vs 木村健悟&越中詩郎(1992年10月23日)

 佐竹雅昭vs 長井満也(1992年10月29日) 

北斗晶vs 神取忍(1993年4月2日) 

小林邦昭vs 北原光騎(1993年6月25日)

 藤原喜明vs 石沢常光(1993年7月21日)

 【特別インタビュー①】北原光騎「プロレスラーは舐められたら食っていけない」 



第四章 1990年代の喧嘩マッチ その2 

前田日明vs ディック・フライ(1994年7月14日) 船木誠勝vs 鈴木みのる(1994年10月15日) 

田村潔司vs 垣原賢人(1995年2月18日)

 田村潔司vs ゲーリー・オブライト(1995年6月18日)

 長州力&永田裕志vs 安生洋二&中野龍雄(1995年9月23日) 

永田裕志&石沢常光vs 金原弘光&桜庭和志(1995年10月9日) 

ショーン・マイケルズvs ディーゼル(1996年5月19日) 

川田利明vs ゲーリー・オブライト(1996年7月24日) 

川田利明vs 高山善廣(1997年10月21日) 

ブレット・ハートvs ショーン・マイケルズ(1997年11月9日)

 ビル・ゴールドバーグvs スティーブン・リーガル(1997年2月9日)

 橋本真也vs 小川直也(1999年1月4日) 【特別インタビュー②】齋藤彰俊「プロレスラーは刀を常に研いでいないといけない」 


第五章 2000年代の喧嘩マッチ 

秋山準vs 志賀賢太郎(2000年3月11日) 

飯塚高史vs 村上一成(2000年4月7日)

 三沢光晴&力皇猛vs 小川直也&村上一成(2001年4月18日)

 村上和成vs エンセン井上(2003年5月2日) 

マグナムTOKYOvs SUWA(2004年2月6日) 川田利明vs 柴田勝頼(2004年11月3日) 

カート・アングルvs ダニエル・ピューダー(2004年11月4日) 

秋山準vs 柴田勝頼(2005年8月4日) 

高山善廣vs 諏訪魔(2009年8月30日)

 【特別インタビュー③】鈴木秀樹「僕にはわけの分からない神通力や圧力は通用しない」


 第六章 2010年代以降の喧嘩マッチ

 船木誠勝vs 鈴木みのる(2010年3月21日)  矢野啓太&ばってん多摩川&佐野直vsHARASHIMA&マサ高梨&伊橋剛太(2012年7月1日)  中邑真輔&オカダ・カズチカvs 諏訪魔&近藤修司(2012年7月1日) 

小川直也vs 藤田和之(2012年12月31日) 

石井智宏vs 柴田勝頼(2013年8月4日) 

世Ⅳ虎vs 安川惡斗(2015年2月22日)      船木誠勝vs 鈴木秀樹(2015年3月1日)

 鈴木みのるvs 杉浦貴(2015年9月19日)

 岡林裕二&中之上靖文vs 鈴木秀樹&宇藤純久(2016年5月30日) 

鷹木信悟vs 鈴木みのる(2020年8月29日)


 [著者略歴] ジャスト日本(じゃすと・にほん) 1980年5月11日生まれ、福岡県出身(和歌山県在住)のプロレス考察家、プロレスブロガー。2017年9月と2018年3月に電子書籍『俺達が愛するプロレスラー劇場』(ごきげんビジネス出版)シリーズを刊行。また2019年より、大阪なんば紅鶴にて一人語りイベント「プロレストーキングブルース」を定期開催している。「日刊SPA!」や「ニューアキンドセンター」等に記事を執筆中。著書に『インディペンデント・ブルース~月で生まれ輝くレスラーたちの物語~』(彩図社)などがある。 現在アメブロで「ジャスト日本のプロレス考察日誌(https://ameblo.jp/jumpwith44/)を更新中。 ↑Copyright © Saizusha Corporation. All Rights Reserved.





 この『プロレス喧嘩マッチ伝説』は実は完成まで長かったです。2021年1月に企画が採用されて、2022年10月に発売ですから。1年9ヶ月かかりました。


2020年3月に初の単行本『インディペンデント・ブルース』を発売してから、次作に向けて動き続けていました。ただ、なかなか企画が編集会議で通りません。それでも企画書を作成しては色々なプロレス本企画を提出してきました。


そんな中である日、『インディペンデント・ブルース』の担当編集者である彩図社のGさんとこんな会話をしました。



ジャスト「○○VS△△は喧嘩マッチだったらしいですよ」

Gさん「そうなんですね!あっ、喧嘩マッチをまとめたプロレス本とかどうですか?」

ジャスト「確かに面白そうですね」

Gさん「ジャストさんの考察を踏まえてあの喧嘩マッチはどんな内容だったのかをまとめてくださいよ」

ジャスト「でもそれだけだったらブログや電子書籍で通っている道なので、よろしければ数人のプロレスラーにインタビューさせてほしいです!」

Gさん「わかりました!これで企画書を編集会議で出してみます!」 

ジャスト「そういえばビデオ・パック・ニッポンさんから2010年に『壮絶!喧嘩マッチ列伝』というDVDボックスが出てましたね」 




Gさん「これ、面白いですね!!」




こうして彩図社さんの企画会議でGさんは喧嘩マッチ本のプレゼンをしたのですが、その際に『壮絶!喧嘩マッチ列伝』のCMを上司に見せると「面白い!」「すげぇ!」と反応を示し、企画が採用されました。


この『プロレス喧嘩マッチ伝説』は『壮絶!喧嘩マッチ列伝』がなければ誕生していない作品なのです!


まずは私が喧嘩マッチをリストアップしてエクセルをまとめました。今回、65試合を取り上げていますが、エクセルには100試合リストアップしていて、そこから厳選していきました。


試合に関しては過去の文献や映像を元に「なぜ、この試合は不穏試合になったのか?」 「なぜ、この試合は喧嘩マッチとなったのか?」を考察し、ワードに一試合ずつ書き上げる作業を2ヶ月くらいずっとやっていました。そこから記事の修正や校正し、さらに読みやすく興味深い内容に変えていきました。    


編集者のGさんには今回も大変お世話になりました!編集者としての懐の深さ、技量の高さを感じながら、原稿作成に務めさせていただきました。Gさん、ありがとうございました!



北原光騎さん、齋藤彰俊選手、鈴木秀樹選手のロングインタビューに成功し、レスラーの声と私のプロレス考察が融合した『プロレス喧嘩マッチ伝説』が完成したのです!  


喧嘩マッチという特殊なテーマのインタビューに応じてくださった北原光騎さん、齋藤彰俊選手、鈴木秀樹選手、本当にありがとうございました!!


私はこの本に人生を賭けています。ライターとしての未来がこの本にかかっています。


今後も、私は文章表現という手段でプロレス全力プロモーションをしていきます!


皆さん、是非この本をご購入のほどよろしくお願いいたします!