宇佐美里香、引退 | kazuのブログ

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5日に鳥取県庁で、空手道女子個人形で世界女王の宇佐美里香さんが引退を表明しました。27歳という若さで。

地元紙のスポーツ記者として2年半関わらせてもらっただけに、寂しさもありますが、指導者を目指す宇佐美さんを応援したいと思います。

宇佐美さんを初めてみたのは2010年千葉国体。記者一年目の僕は前年度優勝者の取材に意気揚々と出向きました。試合会場で見たときの衝撃は忘れられません。

「すげぇ。こりゃ他の選手とレベルが違う。絶対優勝するわ」

案の定国体連覇されました。そして、このときから目の前で宇佐美さんが負けるのは最後まで見ることはありません。唯一負けたのはセルビア世界選手権(銅メダル)だけ。強かった。

もちろんその圧倒的な形も進化しながら、精神的な強さを身につけたことが一番の要因でしょうね。

世界一になってから聞いた話では、「空手以外のことも精一杯楽しもうとした。自分に関わる全てが形に出るんです」と言われてました。

なにかを極めようとすることは、そういうことも必要なのかもしれません。レベルは違えど、「自分はこれだけしかやりません」という人より、他のことにも興味を捨てずに一生懸命頑張ってみることが大事と感じました。そこから何かを得るのも、得る前に放棄するのも自分次第ですからね。

など、さまざまなことを見せて、教えていただいた空手家でした。感謝の思いしかありません。




またいつか取材できるのを楽しみに、僕も目の前のことを楽しめる人間を目指してがんばります!


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