感情を理解し、動かす | ジョンぺいどっとネット2.0

ジョンぺいどっとネット2.0

ジョンぺいさんが、どっと・ネットするブログです。

久しぶりのブログです、こんばんわ。

最近新卒のメンバーと話す事が多いからか、
「成果を出すプロデューサーとはどんな人か?」と聞かれる事が良くあります。


成果へのコミット力、管理能力、気合いなど様々な要素はありますが、


最後、ヒットサービスを作れるかどうかの決定的な違いは、
誰よりもユーザーの感情を理解できるかどうか、だと思います。


私が普段接しているプロデューサーで、本当に優秀な人は
共通してこの能力を持っているし、ユーザーの感情を理解し、
ユーザーの感情を動かそうという意識が非常に高いです。

一緒に仕事をしたことのある、
社外のヒットメーカーの方々も、驚くほどに細かいユーザーの感情を理解し、動かす事に集中しているな、と感じます。




数字が得意であれば、ヒットサービスを作れる、というのも間違っています。

我々が見れる数字というのは、

「ユーザーの感情が動く → ユーザーがアクションを起こす → ログが残る」

という最後の部分の事です。全てはユーザーの感情から動く数字という事。
これを理解できない人の企画や改善案の提案は、例え数字から説明されても、
「ズレているなぁ」と感じてしまいます。



そして、ユーザーの感情を動かすのは、本当にディテールの部分です。

「どんなラベリングにすれば次の行動につながる感情になるのか?」
「キャラクターのどういう表情がユーザーをキュンとさせるのか?」

この違いが圧倒的な成果の差につながります。



今までのネットサービスを見ても、
GREEの方が先に出ていたのに、mixiが一気に流行った事も、Facebookが流行った事も、
kakaoトークよりも後発だったLINEが一気に流行った事も、

ユーザーの感情を動かすディテールがそこに存在していたからだと私は思います。
(もちろん経営的に、マーケティングやサーバー投資など適切なタイミングでジャッジしてるなどの要素もありますが)

同様のサービスであってもディテール一つで、ユーザーが持つ感情は全く別のものに変わります。



良いサービスを作る、という事はユーザーの感情を動かすディテールを生み出せて初めて実現できる事です。



谷口さんのブログ、と内容近い気がしますが、どんなビジネスをしていても相手の感情を理解する、という事はとても大事なことなのだなあと思います。